D8のチルトセンサーによる間接測定の手順をご紹介します。
デュアルチルト測定では、下→上の2箇所の長さ、角度を測定するだけです。
天井高を、Leica DISTO DXTで参照数値として測距すると、2.125mという結果でした。
それでは、測定開始です。
1) デュアルチルト測定モードに切替
チルトセンサーボタンを3回押すと、モードがオンになります。
画面上では、デュアルチルト測定のアイコンが表示されます。
*アイコン内で赤く表示されているのは、距離と角度を測定を示します。
2) 下部ポイントの距離、角度を測定
*赤いレーザードットが視認できます。
測定が終わると、アイコンの表示も変わります。
3) 次に上部ポイントにレーザーを照射し、角度を測定します。
*レーザー照射位置を上に上げていくと同時に、高さが計算されます。
4) デュアルチルトセンサー測定結果
(画面説明)
-22.40°: はじめに測定した下部ポイントへの角度
3.385m: 下部ポイントまでの距離
14.95°: 上部ポイントへの角度
DXTで測距した結果と一致しました。
通常間接測定は計算から結果をだすため、若干の誤差が生じる場合があります。
今回は、距離も短め、三脚(Leica TRI 100)、アダプター (Adapter LSA360)を使用したため、いい数字がでました。
下部ポイント距離&角度測定 (左)、上部ポイント角度測定 (右)
レファレンスとして、Leica DISTO DXTを使用。
間接測定はオープンハウス等で使用することが多いです。この場合は手持ちですが、床置きとほぼ同じ数値が出ます。
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