梅雨明け後、暑い日が続いています。
夏季の測定時は、思いがけず温度が急上昇します。
使用可能温度以上で測定した場合、エラーコード 252 が表示されることがあります。
製品スペックは、下記の通りとなります。
・D8, D5, D3a, D3: -10℃ ~ +50℃
・DXT, D2: 0℃ ~ +40℃
エラーコード [252] が表示された時は、日陰に置くなどして、温度を下げましょう。
しかし、神経質になる必要はありません。
日常、携帯電話を扱う要領で使用すれば、問題はないと思います。
気をつけないといけないことは、たとえば、クルマに置きっぱなしにすることです。
ダッシュボードに置いたままにされることがあります。
ディスプレイ障害の原因ともなりますので、これは避ける必要があります。
尚、レーザー距離計 Leica DISTO は、温度検査をクリアした製品のみ出荷されています。
Leica DISTO D3: プロトタイプ段階での耐湿試験。このような過酷な試験をクリアする製品開発を続けています。
-25℃ ~ +70℃ の温度試験設備で試験され、湿度99%、防塵、防滴に関しても試験をします。更に、12kVの高電圧試験、耐震、耐衝撃、1.2mからの落下試験等が、プロトタイプ段階で、十二分に実施されます。
生産時には、使用可能温度範囲での測距精度を全数チェックしています。
また、高温時でも、「レーザーの質」が大きく変化しないことも、Leica DISTO が安定した測距結果を表示する要因の一つです。
路面温度50℃という環境で、D3をしばらく放置しておきましたが、エラーは出ることなく測定できました。
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