きっかけは、「デュアルチルト測定で、いつも10cmも誤差が出る。」という連絡からでした。
今回は、Move社のご協力のもと、レポートします。
まず、ホワイトボードを使っての座学をし、いよいよ屋外での測定を実施しました。
梅雨明け後の晴天日でもあり、外気温はかなり上がっています。
測定対象が影で近距離であれば、レーザードットを視認できます。
デジタル ポイント ファインダーがなければ測定不可能でした。
数年前まで、この機能がなかったことを思い出すと、随分測定作業がシンプルになっています。
猛暑の中、円柱の高さを測定しますが...
「本当に10cmの誤差がでるのか...」と思いながら、半信半疑で測定を開始します。
測定結果は、計算上出されますので、少しの誤差は許容範囲といえるのですが...
しかし、本当に何度やっても10cm程度の誤差がでてしまいます。
(三脚、LSA360を使用しているのにも関わらずです。)
試行錯誤する中で、もう一台のD8に交換し、測定をしてみました。
そうすると、とてもよい結果が表示されるようになりました。
原因は特定できませんが、はじめに使用していたD8は、かなり過酷な環境で使用されていたことがあり、それが一つの理由として、製品に何らかの問題が発生していたのかもしれません。
製品は建築・建設等で多く使用されていますので、とてもしっかり設計されています。
しかし、精密機器である以上、一定期間毎に動作チェックをすることは必要です。
チェック方法としては、決まった長さを一定期間毎に測り比べることで、実施できます。
(たとえば、部屋の壁の高さ等。)
本トレーニングは、こうしたことを痛感して終了となりました。
レーザー距離計の定期メンテナンスの様なサービスは有るんですか?
返信削除D8, D5, A8の3機種のみ、有料で検査証明書の再発行が可能です。
返信削除(新品購入時に添付されている文書の内容です。)
海外で実施するため、日数は3週間程度いただいています。