「測る」をテーマにしたフィールドワーク。 レーザー距離計メーカーのライカ ジオシステムズ株式会社と宮城大学・中田千彦准教授、KENCHIKU編集部によるコラボ企画。 LDSP2ndは東日本大震災で津波被害を受けた長清水(宮城県本吉郡南三陸町戸倉長清水)にて復興支援フィールドワーク。
2011年11月15日火曜日
LDSP事前調査② 長清水
LDSP復興支援フィールドワークを行う長清水は、南三陸町の中ではさほど大きくない集落で、震災前は全戸で37戸程。今回の津波で37戸中34戸が津波の被害を受けて流出し、残った住居等も被害を受けています。百数十人の人口のうち十数名が今回の津波で犠牲になったとの事です。
長清水では全戸高台移転を予定しており、青木淳氏が設計(TAKADAI PROJECT)を行います。
地形は地震によって地盤沈下とズレが発生しています。
地元の方のお話では、海岸は1m以上地盤沈下しているとのこと。
住居のあった平地での地盤沈下もある様子です。
GPS座標が地震でずれている為、正確なGPS座標データが分かりません。
フィールドワークでは、測量機器を使用し地形起伏データを記録していきます。今回は
Leica Sprinterを使用しました。
Googleストリートビュー(津波前)の写真と現状の写真を比べると被害の状況が分かります。
ほぼ同じ位置で撮影したものです。右上の赤い屋根の家を基準に見比べてください。
Googleストリートビュー(津波前)
長清水(11月7日)
長清水の現在の様子です。
海岸は仮復旧が済んでいますが、水門は壊れたままです。
地盤沈下しているため、海面が近い印象です。
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