2012年2月9日木曜日

LDSP事前調査④ 長清水フィールドワーク Sprinter 測量結果

昨年11月に行ったLDSPフィールドワークロケハンの観測地点です。
測量基準点を、ながしず荘前の看板前と長清水海岸前の2ヶ所に設定し、測量を行いました。

LDSP2011ロケハン観測結果(Leica Sprinter使用)※クリックすると拡大します。


フィールドワークに参加した学生の感想。
・スプリンター・DISTはとても扱いやすい機器で、LDSPチーム全員がほぼ測量初心者でしたが数値を記録していくことができました。東日本大震災における地震
・津波被災により今後、測量を必要としている対象地が限りなく多く出てくると予測されるなかで、誰でもすぐに簡単なチュートリアルで測量を行えるということは、とても有利な条件であるように思いました。仮設建築やいろんな計画をしていく上で、もうすでにDISTやスプリンターを使いたい!という事例が多く発生しています。

・対象敷地の形状のみでなく、微地形の形状についても観測することができることがわかりました。三陸の地形は細かなアップダウンが多くあり、また浸水エリアと安全であった場所についてわずかな地形の差が命運をわけるようなこともありました。

・高所移転計画地について、DISTで標高の観測ができました。多分に離れた地点であっても小さなノートなど簡単な観測点をつくることで地形図を確認していくことができました。

・測量全ての課題かもしれませんが、地震と津波により地形が変わってしまった現状があるなかで、観測基準点をいかに設定するか、過去との差異をいかに把握するかが課題であるように思います。

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