2010年6月23日水曜日

三脚を使って測定実験@宮城大学



本日も宮城大学のアトリウムを使ってD8の実験をしてみました。
今回は、写真撮影用の三脚を使用し、手ぶれの誤差を解消しようと言う試み。

三脚そのもののチルト機構を使って実験してみました。
二方向の首ふりが可能なのですが、それぞれ回転軸から据え付けた位置までの高さが違うので、その違いがどれくらい出るかを確認すべく実測を三回にわけました。

まず直線で床から梁までの距離を測定:3.99メートル(ほぼ4メートルでこれが4メートルが設計値と思われる。)
次に手持ちの三脚で、首が長い方(つまり回転軸からD8までの距離が長い方)でD8のチルト測定方法で測定したところ床から梁下までは3.95メートルと出る。
さらに
3.96首が短い方(つまり回転軸からD8までの距離が短い方)でD8のチルト測定方法で測定したところ床から梁下までは3.95メートルと出る。

わずかではあるが、同じ三脚を使って回転軸からD8までの距離が違う設定で計測した場合でも誤差が出ることを確認。
ただ、その誤差と直線ではかった際の数字との誤差とを考えると、やはりチルト機構を使う際に、きちんと測定ができる設定でなければ、その誤差を看過できない状況になることは確か。

やはりアダプターを使用して、測定誤差が出ない実験をしてみたい。

2 件のコメント:

  1. 本文の誤記がありました。正しくは、
    「まず直線で床から梁までの距離を測定:3.99メートル(ほぼ4メートルでこれが4メートルが設計値と思われる。)
    次に手持ちの三脚で、首が長い方(つまり回転軸からD8までの距離が長い方)でD8のチルト測定方法で測定したところ床から梁下までは3.95メートルと出る。
    さらに
    首が短い方(つまり回転軸からD8までの距離が短い方)でD8のチルト測定方法で測定したところ床から梁下までは3.96メートルと出る。」

    でした。

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  2. チルトセンサーを使った測定は、測定結果(距離、角度)から算出されます。
    そのため、直接測定(直線で測距)した結果と若干の誤差がでる場合があります。
    ここが間接測定の強みでもあり弱みでもあると言ってもいいかもしれません。

    3.99mに対し3.95mですので、40mmの差がでています。
    アダプター(LSA360)を使うと、もっといい数値がでると思われます。

    「同じ三脚を使って回転軸からD8までの距離が違う設定で計測した場合でも誤差が出ることを確認。」

    この結果は正しく使われているからこそ判明した誤差です。
    オペレーションは間違いありません。

    ずいぶん使い方に慣れてきたのではないでしょうか。

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